思うこと

昨日、テレビでイラクのガンに侵された子供を見た。
湾岸戦争の傷跡があんなに幼い子供をも苦しめている。
経済状況が悪く不衛生な環境での生活を強いられる人々。
声を合わせてブッシュ批判をする白い制服に身を包んだ女学生。
1ヶ月20ドルの金で生活のやりくりに必死になっている主婦たち。
反米を煽り戦意を高揚させようとする報道を繰り返す政府。
「戦争になったら命をかけて戦うよ」と勇者にでもなったように話す男たち。
子供の病気に薬がなく、治療費もないので涙を流し祈るしかない母親。
動く気力もなく無表情でただじ〜としている子供たち。
それを見てかわいそうだと思う日本人。
でも、明日になれば自分の生活に必死でそんなこと忘れてる。
遠い国で非業の死を迎えている人々よりも今日の夕飯の献立を考えるほうに必死だから。
向こうの痛みなんてわからない。自分は痛くないから。
平和な日本に生まれた日本人だから、平和な生活を送る。当然のこと。
経済状態が悪かったり、内戦を抱えてたりする国に生まれたから、その犠牲になって死んでいく。当然のこと・・・・じゃない。
ただ、生まれた場所の不幸だけによって全く違う人生になる。
楽しいなんて感じることなく人生を終える人なんて腐るほどいる。
生まれる前から売春業者に買われ、6.7歳になったら売春を強いられ、性感染症に侵され10台半ばで命を落としている子だって腐るほどいる。
その子と同じ時に生まれた先進国の子供は、携帯電話でメールを打って人間関係が辛いなどと言って自殺する人までいる。

勉強時間3時間。